ファッションショーを見に行った。

地元の専門学校が開催するファッションショー。正直あまり期待していなかったが、一つ一つがコンパクトにまとめられていたので飽きずに見れたかな。
全体の印象としては、スタイル良い人はポージング、目線も良いということ。ステージに上がっていた人たちは、ぱっと見でギャル、オタク、それ以外の人といった感じ。それ以外の人、というのが美しい人。
フィナーレで全員集合するということでなんだかイヤな予感がしていたのだが、大的中。偏差値のちょう低い内輪ノリをやる馬鹿がやはり居て、台無しだったと思う。


気になったプログラム。<>50〜70年代に輝いていた女の子たち。
って対象広くない?と紹介文を見て思ったのだが。
始まると、ステージに大きな三枚のキャンバス。
キャンバスには50s60s70sと書いてあって、50sの所にはオードリーヘップバーン、60sにはトゥイギー、70sはカレンカーペンターをそれぞれその場で書いていった。オードリーは可愛かったかな。
それが終わるとキャンバスがよけられる。その後ろから、各二人ずつ女の子が登場、それぞれ年代のスタイルを提示、ということらしい。あんまり詳しくないけど、書いた女性のスタイルってほどには拘ってなかったかも。あくまで〜年代的、って感じ。

50sの方の女の子。ワンピースが可愛いけど、後ろ髪が長過ぎるポンパドールにそのメイクじゃ安いキャバ嬢にしか見えないよ。

60年代は文句なし、ポージングが可愛かったです。派手なカラーワンピにボブのウィッグ。ベタだけど、〜年代的だからベタなのが当たり前なのだ。
あのポージングに誰か名前を付けてほしい、驚いたような感じでクチをあけて、片手を広げてクチを軽く覆う様に、もう片方の手は斜め下にぴょんとのばすヤツ。

70年代のヤツには文句タラタラです。どうみても、ただのヒッピー風のギャル。格好はどうあれ、結局の所メイクと髪型でイメージの大半は補完されてしまうのかな、なんて思った。

三つ通して現代的な解釈、って程に深みがあるわけじゃないし、かといって「そのまんま」でもない。統一感があるわけでもない。求め過ぎかもしれないけど。


んで、音楽。ここが一番気になる。
ビースティボーイズ×カプセル×ダフトパンクマッシュアップ
50Sx60Sx70sの有名曲マッシュアップとかだったら関心したんだけどな。
ダフトパンクとビースティーは90年代の権化っぽい感じがするし、カプセルに至っては今が旬って感じだし。
簡単にマッシュアップという形式で流通(?)させられるのは、どう考えてもweb時代の恩恵。確かこの曲もニコ動で有名になったんだよね?
あんまり考えたくないけど、ただニコ動で流行っていたオシャレっぽい曲、って感じにセレクトしただけの様な気がする。

全てを含め、その中途半端さがイマっぽいと言えば、解決した気にはなれる。


開演前にメタルの疾走曲でショーをやる所がないかなと思っていたんだけど、二曲目にオジーのクレイジートレインを大胆にサンプリングしたヒップホップが流れてきて、笑った。
あとは後半ヴァンゲリスみたいなやたらと壮大なシンセがきこえてきて、ベースが重めに入ってきて、プログラムはゴシックな感じ、もしやブラックメタルがかかるのでは?と思っていたら、肩すかしをくらったのが残念でした。中途半端なゴシックの格好には、ちょっと安っぽくてうさん臭くて壮大なブラックメタルはなかなか似合うと思う。


まあ、文句を色々つけつつも、感想がかけるという事は結構楽しんだ証拠なんです。

ということで
Capsule x Daft Punk x Beastie Boys - Starry Sky YEAH! Remix