氣志團「1/6LONELY NIGHT」
- アーティスト: 氣志團,綾小路翔,星グランマニエ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/04/11
- メディア: CD
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インタビューなどを読んですごく気になってたけど、いまいち聴き時を逃してしまっていたバンド。やっと聴いた。
パロディ全開らしい、というのは知っているのだけど、自分の邦楽ロック知識はほとんどない。
しかしそれでもSE的な#1が終わって、#2「甘い眩暈」がはじまった途端、モロにBuck-Tick「悪の華」で吹いてしまった。この曲に限らずバクチクっぽさはこのアルバムの色々な所で感じられるような。自分はBOOWYをちゃんと聴いてないからそう感じるのかもしれない。ちと若造には元ネタに付いていけない所があるけど、まぁそんなの知らなくともカッコよいからいい。
続く「鉄のハート」はモーターヘッド風のリフに日本語歌詞、疾走感はユニコーン「大迷惑」ぽいけどあそこまで速くは無い。
このアルバム、出たのが2002年って90年代のリバイバルにしては早過ぎたんじゃなかろうか。あ、でもジャケはINUだし、80年代後期からって感じなのかな。
サイコビリー風に始まって、アイアンメイデンの長尺曲みたいな展開(ていうか「phantom of the opera」?)になる#7「暁がよんでる」はなんかヤバイ雰囲気。すごい曲。
全体的に曲が少し長いのも意外。大体五分くらい。最後の曲にいたっては9分。それでも十分聞けるのは、バンドっぽさも出しながらポップソングとして優れているからなのかも。
音作りが少しラフなのもおもいっきり狙い済ましてやっているのだろう。
楽器がそんなにうまくない感じがするのも、逆にいい。たぶんこれで楽器が上手すぎると作り物臭がしてしまいそう。
筋少の遺伝子を継ぐバンドとして(?)これから色々聴いてみたいと思う。
ひねくれたロマンチストっぷり、お笑い要素、パロディの嵐、特攻服。こじつけかな?
ライブ動画を見て思ったが、Xと筋少を足して割ったような。っていっても大雑把すぎて適当な例えだけど。