植草甚一『植草甚一の散歩誌』
- 作者: 植草甚一
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1994/08
- メディア: 単行本
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話の飛び具合に時折驚くが自分の書く文章も似たような所があるのでそこらへんは親近感。
説明無しに出てくる固有名詞が多すぎて、よく分かんないなと思うことがある。しかしそこらへんが植草甚一のリアルさだし、トっぽい所でもある気がする。
最後の方は亡くなる少し前位の入院記。献立表が書いてある所で花輪和一『刑務所の中』を思い出した。
そういえば俺にはほのかな入院願望がある。体は悪くしたくないんだけど。
外にあまり出られないというのは散歩好きの俺にはとっては植草同様にかなり辛いだろうが、本をたくさん読むいい機会になるだろうからだ。辞書を見たり、教科書はとうに読みつくし、資料本をも味わいつくすような小中高校で培った不自由を楽しむ読書が今の自分にどれだけ使えるだろうか。
あとはゲームもしたいなあ。携帯ゲームをやりこむというのもなかなかいい。
ネットにはあまり接続出来なくてもいいや。Twitterとこのブログ書いて少しのニュースサイトが見られれば。