小澤征爾『ボクの音楽武者修行』

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

小澤が24才の頃にヨーロッパへ音楽を知るために行った時の話。当時ヨーロッパから日本に出された手紙を中心に語られている。
非常に簡易な文体で勢い良く当時の様子が伝わってくる。こんなヤツと友達になりたい。別に今の小澤と友達になれるならそれはそれでいいけど。
文がサッパリしているからトントン拍子に物事が進んでいる様に見えるけど、実際はどうだったんだろうか。まあ本人がこう書いているからコレでいいのかもしれない。
そんなに本人の事を知らないからかな、読後感もスゴく気持ちが良い。たぶん、詳しい人ならもっと思う所があるんだろうけど。