古屋兎丸『ハピネス』
- 作者: 古屋兎丸
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/01/30
- メディア: コミック
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収録されている作品のうちの多くが楽しい、悲しいとかじゃなくてよく分からない不安な気持ちになった。これも感動の一種だろうけど。
オチが少し変わっているのでちょっとビックリすることもあったけど、不条理って程でもない。こういうのは上手い、と言う事が出来るのだろうな。
ヴィジュアル系バンドとその信者の女の子たちが出てくる話があったけど、『彼女を守る51の方法』のモチーフとも似てる。
この人の作品、作風の変わり方に興味が出たので、昔の作品やら新しい作品やらを見てみようと思う。ちょっと前の画風の方が面白いとは思うんだけど、それを見てからまた最近のフツーっぽい絵(うまい言い方が分からない)を見てみると何か共通点と言うか納得がいくような気がする。例えば『彼女を守る51の方法』を始めて見た時は美大出の漫画家だなんて想像も付かなかったしな。
作者ブログをみつけた(古屋兎丸 ウサギ☆ひとりクラブ)。40歳らしいが、ツラが若くてビックリしている。大学に居てもおかしくない位の文化系メガネ男子ではないか。ちょくちょく覗いてみよう。