アメリカでライブをした時のこと。その4。

その1←こちらから。

・五月一日

この日はニューヨーク州アルバニーへ。このツアー中は大体の日がニューヨークから移動、ライブやってニューヨークへ帰るという感じだった。だから一日の大半は移動時間なのである。高速道路でPAに止まる度に、ついスタバへ寄ってしまったのが結構な出費になってしまった。

この日はライブハウスにも少し早めに着き、時間もあったのだが周りは何もないし、ゆっくりと過ごした。
ライブハウスは完全にバーと一体になった所で、ちょっと回りの風景に合わない位オシャレだった。主催者が作っておいてくれたジャンバラヤの様なメシをはりきって食べ過ぎる。

ツアーに同伴していたバンドthe JURYの地元だったので、その友人である大学生くらいの若い客がすごく多かった。イカつい客は少なかったが、人数が結構居たのでなかなかの盛り上がりであった。
BLACK SS(MYSPACE)というバンドがカッコよかったな。

そういえば客のうちに自分と同い年くらいの日本人が居た。留学生らしいが、せっかくの機会にもっと話をしておけばよかったかも。

あまりこの日の事は手帳に無いし覚えてもいないが、移動時間が特別多かった日だし、そろそろ疲れがきた日だったのだろう。

と、書いているところで思い出した。モーテルに泊まったのだった。
一つの部屋に男五人。ベッドに二人、寝袋三人とむさくるしい寝床であった。



・五月二日

マサチューセッツ州ボストンへ。USハードコアの聖地でもある。

この日もこの日とて朝から移動。朝飯はローストビーフピタとちょっと奮発。少し高いファミレスみたいな場所で食べたのだが、まわりは小ギレイなおじさんおばさんばかり、日本人四人とアメリカ人の組み合わせは妙な注目をうけていた。

途中、モールに寄った。地元にあるショッピングモールと作りは同じなんだけど、ドデカイ。そして人が居ない。

ちょうど松坂diceKが騒がれていたときだったのでグッズがいっぱいあったんだけど、それ以上にインパクトのあるものがあった。

それはボロボロの日産車のフロントに何故かレクサスのエンブレムをつけている車。ドライバーはアイスクリームを持った巨漢で、レッドソックスのシャツを着ていた。詳しくは見ていないが、間違いなくDice-Kのシャツだったのではないかと思う。


この日のライブハウスは、公民館みたいな場所だった。鹿の剥製。
ここに限らず都市部では自転車で来ている客が多かったが、金網の高い位置に固定して駐車するのってカッコいいね。邪魔にならないし。

すぐ側に買い物が出来る通りがあったので一人で歩き回る。
あと食べていないアメリカらしいファストフードはドーナツぐらいだと思ってダンキンドーナツに行ったんだけど、レッドソックスのスポンサーなんだな、今知った。甘。ドーナツ二つにフラペチーノとかいう甘x甘x甘なセットがあった。

あとはまたもやスタバ。ここのスタバでは、すげー感じの良い兄ちゃんに出されたフラペチーノがカップの半分くらいの量でビックリした。改善をしたらしい今ではどうなのか知らないが、味覚の違いというレベルじゃなくてアメリカのスタバは間違いなく日本のよりマズかったと思う。マズいというか味(全体量も)がバラバラ過ぎる。
その分、一軒ごとに接客が違うのは楽しかったけど。ニューヨークのチャイナタウンでは、注文した時に名前を聞かれて、品物が出来たら呼ばれるという形式だった。


この日のライブはYOUTUBEにあるので、そちらを。いくつかあるけれど、見られる音質画質なのはこれぐらいかな。



その5へ。