〜from〜i〜 @仙台club shaft
仙台の〜from〜というコスプレOKのアニソン・同人音楽・東方などのクラブイベントとDS-10のライブイベントが合体。
fromも以前行って楽しかったし、DS-10のライブは是非見たいしで、行かない理由が無かった。
山形から仙台に行くバスでは明後日あるサークルのライブに向けてDS-10をいじっていた。ただでさえ50分と近いのに、DS-10いじってると一瞬だね。
14:30オープンで終電前には終わるイベントなので、自分も早い時間から参加。
タイムテーブルはDJ>DS>DJの順だった。
着いたのは15:30ころ。
回していたのはKE-DDY。
以前のfromでも一人だけ完全なイマドキエレクトロ/B-BOYな格好で目立ってたけど、DJだったのね。
被っていたニューエラにびっくり。
フロントは黒地に金の刺繍で「ゆっくり」が、バックには「東方PROJECT」の刺繍。
後で聞いてみたら、特注だという。そりゃあね。
次、DJ若王子。
「歌はいいねぇ・・・歌は人の心を潤してくれる・・・リリンの生んだ文化の極みだよ。」
のループでスタート。
中盤にかけたYMO「ライディーン」に感動する。
それまでかかっていた東方などの東洋的なメロディー、チップチューン的なサウンド、そしてシンセ。
それらを一気に橋渡しするライディーンは、まさにオタクイベントとDS-10をつなぐような一曲だったと思う。
「ライディーン」の曲名だってロボットアニメからとったものだしね。
DS-10のライブは、こないだの山形オフの主催者だったすっとこどっこいさんからスタート。
DS二台をうまくミキシングして、曲をつないでやる方法をとっていた。
リアルタイムで鍵盤演奏していたのが印象的。
んで、その次。
なんと俺。
すっとこどっこいさんが「私のほかに地元勢がいなくてさびしいので、飛び入り枠を設けました」なんていうもんだから、前の方でかじりつくように見ていたワタクシは勢いで「じゃあハイ」と手を上げたワケです。
正直、行きのバスで曲を作っていた事が運命の様に感じたね。
まぁサークルのライブではギターアンプで鳴らす予定だったから、モノラル仕様だったので、直前にあわててパンしたけれども。
hinamという曲を披露。
明後日のサークルライブで披露するハズがまさかクラブで先にお披露目とは。
ちょっと間違えたけど、ほとんど緊張せずに出来たのは自分をほめたい。
今回の曲には、こないだの記事で書いたヨナオさんの音を参考にしたフレーズをたっぷり使っている。
そして、そのヨナオケイシさんはすぐそこで見ている。
DS-10開発者の佐野電磁さんもすぐそこで見ている。
突発的ながら、なんて素敵な機会を得られたことだろう。
ありがたい、とはこういうことを言うのかもしれない。
とても貴重な良い経験だった。
その次の飛び入りはバノバさん。こないだの山形オフと同じ曲を披露。
正直、自分が出た後は少しボーっとしていて、きちんと見ていたつもりがあまり覚えていない。
その中でも印象に残っている、季節はずれの「戦場のメリークリスマス」にのせて、生楽器の鈴をならしていたのはとても面白かった。
しかも、ツリー型のデカイ鈴ね。
あとは生で見てもやっぱり衝撃的だったヨナオさんのライブ。
Spin→Outは普段三人でライブするらしいんだけど、お一人が病欠ということで、二人。
これもミキサーを使って交互にやっていたけど、結構長い時間だったな。
ヨナオさんのプレイで特徴的だったのは
・一つのパターンを8小節周期などで変化させるやりかた。少ないパターンのはずなのに、すごく変化がついて聞こえる。あと盛り上がりがつくりやすい。
・「声」の音。かなり分厚くって、実際聞こえてきた時に歓声をあげてしまった。
・リアルタイムのパッチングとエフェクター。エフェクターはまだしも、パッチがよく分からないんだよなー。
ライブ後に話しかけてみて曲のデータをDSの通信で頂いたので、研究してみようと思う。
ただ、データをもらったからと言って、数値で分解できる要素は一応分かるけれども、リアルタイムでいじってる所はどうしようもない。
似たような音は出るけど、なんだかんだで出てくるのは自分の音だ。
こういう点、やはりDS-10は楽器なのだと思う。
そして、再びfromのパート。つまりDJタイムへ。
Pochetteは相変わらずのハジケっぷりで見ていて楽しい。そしてうまい。
自分がかけてる曲をずっと口ずさんでる(っていうか叫んでそうだけど)のっていいね。
ikumiはアニソン大ネタ連発。つなぎはほとんど関係無しで、大体原曲どおりのテンポって感じで。
自分は爆音のカラオケみたいな感覚で楽しんでいた。
マクロスF連発でどの曲がかかったか覚えてないや。あとグレンラガンは空色デイズとhappily ever afterの二曲。これもちょうど明後日演奏する曲なので爆音で予習できてよかった。
他には、胸がドキドキ(ハイロウズ、名探偵コナン)、デリケートに好きして(クリーミーマミ)、Butterfly(デジモンアドベンチャー)、目指せポケモンマスター(もちろんポケモン、やたらファンキーな曲だねコレ)
あとはFly me to the moonのアレンジ版。
そしてエヴァの次回予告音楽でシメ。
最後のDJはDS-10のライブ時にカメラを担当していたAVSSのDe/Laさん。カメラがあったおかげで、操作する手元が見えたのは本当にありがたかった。
DJはそのスキルの高さにびっくりした。
トランスってあまり好きでないような気がしていたけど、クラブで聴くと気持ちいいのね。
あんまり詳しくないけど、トランス/ハードコア/ガバ的な音、BPMかなり早めで、「ヘミソフィア」とか「ハナミズキ」とか「グラマラススカイ」
結構疲れていたのに、まんまと踊ってしまった。
今回のイベント、fromとDS-10どちらのパートも楽しんでいたという人はあまり見られなかったような気がして、少し残念。
そのギャップを見て、少し前に盛り上がっていたDENPA!!のレポートを思い出していた。
俺はどちらも十二分に楽しんだかな。
次回のfromはもうすぐ。3月21日。
ゲストはオーラルヴァンパイアとFQTQという人達らしい。
Aural Vampire (オーラルヴァンパイア) - Freeze!
はじめて聴いたけど、面白い。
ゴス/テクノ/歌謡って感じか。
ボーカルのおねえさんが可愛いのでそれだけでも見る価値ありそうだな、と思っていたけど、音楽的にも好みです。