宮野ともちか『ゆびさきミルクティー』

ゆびさきミルクティー 1 (ジェッツコミックス)

ゆびさきミルクティー 1 (ジェッツコミックス)

とりあえず五巻まで読んだ。
女装が趣味の主人公、周りの人物は大体それを知ることになるけど、まあ普通に受け止める。
この時点でなんかアレなんだけど、このマンガには「まとも」な人間がいない。みんなズレまくっていて、「ふつう」ってなんだっけ?という感じになる。
そのステレオタイプに当てはまらない、「ふつう」でない感じが逆に登場人物たちの純粋さを際立てているような。
このマンガでは基本的に女の子はかわいいもので男は汚いもの、という感じにこれまでは大体描かれてきた様に思う。しかし結局主人公は男である訳だし、ゲイな訳でもない。そこらへん、上に書いた二項対立がどう崩れるのか気になる。

女装が趣味な美少年、しかも女の子を振り回す、って鬼畜過ぎるよな。

クサクサで甘甘な所は読んでて笑える時もあるけど、まぁそれはスパイスな感じで。
甘いのにスパイス。無意識で書いたが、気がついても削除はしない。