吉田秋生『海街diary2 真昼の月』

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

昼の月、って最近見てない気がする。小学校の頃はよく見ていた気がするんだけど、まあ多分見落としているだけだろう。
2巻という事で、ちょろちょろと人間関係やそれぞれの心持ちも複雑になってきているようだけど、そういうのをすっとばし気味でもまあ読める。考えながら読んである程度感情移入すると更に染みる。自分の事で考えると思索の彼方へ。
日常的なドラマ、なんて言葉は陳腐だけど、そこに人がいるなら何かが起こるのは別におかしい事じゃなくて、むしろ起きなきゃおかしいワケで。しかし日常的であるだけに、それらは色々と見逃しやすい。だから表現として、繊細かつしつこくない様描くのは難しいと思う。そこらへんのバランスがすごくいい。