キース・ムーンのタム回しは有機的。

Live at Leeds -Deluxe Edition

Live at Leeds -Deluxe Edition

theWhoのLive at the LEEDSを聴いていて思った。
キース・ムーンのタム回しが本当に好きだ。
ドラミング自体スゴく好きだが、タム回しが特に好きだ。
スゴくパワフルでボカボカいってる割には、フレージングが面白くて、つながり方が有機的で気持ちイイ。
バスドラムを絡めたりして音の塊みたいに聞こえるブッコミ系フレーズはコージー・パウエルにも通じる所がある。



有機的、と書いたがコレがうまく説明できない。
要するにフレーズにどれだけニュアンスを付ける事が出来るか。
細かく言うとフレーズの音量、ダイナミクスとか「タメ」とかかな。

例えばデスメタルのテクニカルなドラムはスゴく好きだけど、速ければイイってもんじゃなくて、やはりフレーズに緩急を付けられる人がステキだと思う。
なんというか速いだけだと、確かにスゴいんだけど、聴いていて気持ちよくない、楽しくない。
もっというなら、フレーズに緩急があるなら曲のテンポというもの以上にスピード感が出る。

代表としてパッと思い浮かんだのは元DiscordanceAxis,MUNICIPAL WASTEのDaveWitteかな。
ヤツはイヤミ無く速くて、ホントに気持ちの良いドラムを叩く。カッコいい。

速いだけだったら機械にまかせりゃいいよ。



どちらもド名曲。

The Who - Substitute

Municipal Waste - Unleash The Bastards