PAINKILLER「50th Birthday Celebration Vol.12」
- アーティスト: Painkiller
- 出版社/メーカー: Tzadik
- 発売日: 2005/09/20
- メディア: CD
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アルバム名がよく分からない。
変態サックスおじさんジョン・ゾーンの50歳記念企画盤のうちの一つ。
ペインキラー(PAINKILLER)はベースのビル・ラズウェル(BILL LASWELL)、ドラムのハミッド・ドレイク(HAMID DRAKE)そしてサックスのジョン・ゾーン(JOHN ZORN) の三人。
それに加えてこれまたド変態マイク・パットン(MikePatton)がヴォーカルで参加。
ベースとドラムがからんで淡々と複雑なビートをうねらせる。
リズム隊は本当に複雑な事をやっているのに、それを感じさせないポーカーフェイスな感じ。
静的変態。
その上で好き勝手に(?)やりまくるヴォーカルとサックス。
エフェクトのかかりまくったヴォーカルとサックスはほとんど区別が付かないこともある。歌にも歌詞があるわけではないので、二つは同等のもののようだ。
ヴォーカルは楽器の様に歌い、サックスは歌のように叫ぶ。
動的変態。
違うタイプの変態が絡めばどうなるか。
混沌としそうだ。
確かに混沌としているかもしれない。
しかし、ただグッチャグチャな訳ではないのだ。
多分そんなの聴いても面白くない。
そこの所のバランスを上手く取れるのが、ジョン・ゾーンのスゴい所だ。
PAINKILLER feat. Mike Patton - dpm