テレビを見ない。

自分は、今テレビをほとんど見ない。
実家に帰った時家族と見るか、お昼にサークル部室で友人と見るぐらいだ。
見なくても別に困らないが、無理に見ないようにしている訳でも無い。ちなみに自分のアパートにテレビは無いが。
ついさっき、せっかくケータイにテレビ機能が付いているから見てみようと思った。
見たのは、「課外授業」とプロレスと風景。
課外授業は元から好きな番組。今回はノンフィクション作家が、小学生に街の変化を自ら動いて感じてもらうようにするものだった。
ここ一年位、自分も柳沢教授を見習って、色々な人に話しかけてみている。例えば食堂の婆さんと話す事で、自分の知らない山形の話が聴けたりする。大学の中で教授や学生と話すだけでは得られないものだ。
そういう行為と、とてもシンクロするものがあって楽しく見れた。

プロレスはちゃんと見ないで流していただけだけど、審判が攻撃されまくっていて面白かった。
実際にプロレスを見た事は一回しかないけれど、テレビで見るのとは全然楽しみかたが違うかもしれない。
テレビだと痛みに関して他人事で見られる。やれやれ、いけいけ。しかし実際見た時はどうしても痛そう、が先に来てしまう。どちらかというと体力の凄さに目を奪われた。
この感覚は慣れで変わるのかもしれないとも思う。

三つ目、風景の番組。雪山や谷の絶景にクラシック音楽が被さった映像が延々と続く。ナレーションも無い。
しかし今日見た中では一番面白かったかもしれない。
何が?と言われると非常に説明しにくいが、とにかく良かった。
自分は雪の風景が大好きだ、雪の絵も好きだ。
しかし実際に雪道を歩くのは、そんなに好きじゃない。嫌いでもない。寒いのは別に良い。びちゃびちゃはヤだ。
映像である限り、自分はそこを歩かない。しかも上空からの撮影だから、歩く姿も想像出来ない。
もし歩く人の視点からの映像だったら自分はどう思っただろうか。

とりとめのないテレビの話だが、文字にして書いてみると自分の感じ方に何か一貫性の様なモノがある事が分かる。


テレビと距離を置くことで、少し新鮮に見られる様になったというお話でした。