Hatebreed/the Rise of Brutality
- アーティスト: Hatebreed
- 出版社/メーカー: Umvd Labels
- 発売日: 2003/10/28
- メディア: CD
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全部の曲でツーバスドコドコもしなければ、ギターソロもほとんどない。リフのリズムも複雑じゃなければ、展開も単純。曲展開だけだったらラモーンズよりも簡単だ。
熱い厚いコーラスに、マッチョなボーカル、シンプルだけどかっちょいいいリフ。こういうのをハードコアっていうのかも。ハードコアパンクの美学とは削ぎ落としである。ゴチャゴチャと付け加えるより、シンプルでセンスの良さを感じさせるものを作る方が難しいというのは、音楽に限らない話だよね。
あとブックレットにあるサンクスリストが結構長いのもこの手のバンドの特徴だ。ねっとわーくおぶふれんずを大切にしているんだろう。
何曲かは歌詞の上に曲解説がある。そこで驚いたことは、この曲は「アグノスティックフロントにインスパイアされた」などと書いていること。こういうのをインタビュー等で言うのは良くあるけど、ブックレットに書いてしまうのは潔いというか、リスペクトに溢れているというか。
自分が好きなのは、This is NowとDoomslayerかな。前者はとにかく熱いサビが良い。歌詞も分かりやすくて、力強いメッセージ。Loud Parkで大合唱したのを思い出す。最高だった。後者は曲名の通りSlayer風のリフなんだけど、hatebreedがやるとおどろおどろしくは無くて、やはり少しスポーティに聴こえる。ちょっとアルバムの中では浮いているというか、目立つ曲かな。
アルバム自体も長くないし、何度もリピートしてしまう。良いアルバムだ。