即興音楽無音

即興で音楽をやる時に、自分が音を出すのを止めるのは凄く集中力を使う。
一人の時は、間としての緊張感がある。次にいつ音を出すかも重要だ。
多人数で演奏している時は少し意味が変わる。自分が出す以外の音に耳を集中させられるからだ。もちろん音に気を使うのはどんな時でも当たり前な事だけど、即興演奏の場合は特に重要。
その場の変化を常に感じつつ、自分でも流れを作るというのがジャムの面白さだ。流れに乗っかるだけでも、流れを作るだけでも面白くない。各個人が細い流れを作りつつ、それらが絡んだ大きな流れでうねる事が出来れば良いと考えている。
ちぐはぐなら、それはそれで面白くなる時もあるが、最初からそれを狙ってしまっては余程のセンスが無いとクソみたいなものになってしまいそう。
話がずれた。
多人数でのジャムで無音になるという事は、演奏への不参加を意味しない。それも流れを作る働きの内なのだ。
そして自分の事をやっている間は他人の音に耳を傾けているつもりでも、実はそれほど聴けていないということに気が付く。他の音がどんどんクリアに聴こえてくる。流れはどうなっている?どう乗る、どう作る?これは本当に集中力を使う。

やはりまとまらない。実践を繰り返して考えないと意味無いんだろうな。