太宰治『人間失格』

ライトくんが表紙張ってるやつじゃなくて。伊集院のラジオに触発されて、初めて読んだ、つもりだったのだが。悲劇or喜劇語遊びのシーンは読んだ記憶がある。あと主人公が遊びを教わるシーンも何か別の小説で激似のシーンがあった気がするよ。多分、中学生くらいの時に読んだのだが覚えていなかったということかね、こんな短い小説なのに。
自分の言動で他人をコントロール出来るなんて、あまり思わないほうが良いな。世間というのも、個によると思ったのなら、何故自分が変わろうとは思わなかったのか。近代的自我とか自己とか、よく分かんないけど、自伝と説教くらった気分。
額縁構造というやつ？手記が報告にはさまれたスタイル。
前フリで軽く後の展開が提示されるスタイルで、全体の長さが短い場合、「あぁ！」とひざポンにはならないんだよな。かといって伏線が長すぎても、俺の様な読者は忘れてしまう。わがままなもんですね。