竹宮恵子『地球(テラ)へ…』

77年から80年の連載連載作品と言うことで、スタートしたのはガンダムより前か。それと文字が多いというわけでもない単行本五巻なのに、やたらと読む時間が掛かったのは「濃い」からだろうか。やたら多い冊数でなくとも壮大な物語は描けるのだな。
機械に支配された人間と新人類ミュウが地球を巡って戦う話。と紹介してしまうのはやっつけすぎるか。どちらかというとミュウと人間、ではなくて機械と人類(ミュウ含む)の戦いを描いていると言った方が正しいだろうか。しかしその機械を作ったのも人間であって。今から見ると「ベタ」だけど、逆にそのベタを作り上げる位の影響力はあるんだろう。
ちなみにアニメは見ていないのだけれど、結構投げっぱなし、というかエピローグで想像を膨らませるエンディングがどうなっているのか気になる。
[rakuten:book:12040977:detail]