SPECIAL LIVE 2set― 5/3 at DROOM

EXPE+takashi numazawa:
ギターとドラムのユニット。ドラムが四つ打ちをキープする上で、ギターが二十個ものエフェクターを使って色々な音がのっかる。
沼澤さんのドラムはかなりストイックなスタイルで四つ打ちの上にハイハットが乗っかるだけ、とか延々同じタム回しが続くなどした。だが、サイコーに踊れるビートだった。なんだ?アレは。
ライブは八時からと三時くらいからとの二回あったんだけど、一回目はついにハットとスネアでのビート(いわゆるふつーのドラムね、ツツタツってやつ。)は刻んでくれなかった。じらすなー、と思っていたら、ついに来ないまま終わって。二回目のライブが始まるまで七時間近くおあずけをくらったことになる。
二回目のライブでスネアのバックビートが始まった時は叫びそうになったし、ついにフィルインが入ったときは泣くかと思った。
あとは顔かな。あんな渋い顔(口がMの字になってた)で叩く日本人を他に知らない。


ギターはベース音でリフを弾いてみたり、ファンキーなカッティングをしてみたり、宇宙っぽいエフェクトでピロピロやってた。


BODDHIZAPPA:
ギター、ベース、ドラムにサックス、あとは着物の女性という編成のバンド。
着物の女性が傘や扇子を持って、曲に合わせてしゃなりしゃなりと踊っていたんだけど、それがイカにも取って付けた様な具合じゃなくて、絶妙にマッチしていた。色物じゃなくてスタイルとしてなかなかよく出来ている感じ。
あまり速くないテンポの曲で、ベースが執拗にシンプルなフレーズを繰り返して、ギターがノイズまじりで上モノ、サックスがたまに色っぽく入ってくる。大体がそんな曲だった。

このバンドはなんといってもドラムが良かった。
ハードコア出身と思しきバキバキパワフルシンプル。カッコよかった。


菊:http://www.myspace.com/kikuLage
ベース兼ドラムのgwambeさんが若いハードコア風ドレッド。ギター兼ベース兼ボーカルのちだ原人が年齢不詳(45歳らしい)、国籍不明のヒザくらいまである立派なドレッド。そして、キーボード兼エレキヴァイオリンのmadoさんは、眼鏡に口ひげの「おじさま」といった感じ。
ものスゴいヴィジュアルのバンドである。

最初の方のダブにキーボードのノイズが乗っかる感じもよかったけれど、やはり後半のドローンが素晴しかった。
sunn0)))の如き唸るベース音に、高音で引っ掻くノイズヴァイオリン、そして遊ぶ象さんギター。異様だ。だけど、いくらでも聴いていられそう。

ライブ後に話してみたらmadoさんはKTLにはまっている様で。KTLはライブ音源をポッドキャスト配信していて、自分も以前聴いていた事があった。これを機に久々に聴いてみたら以前より「分かる」ようになっていて自分としてはかなり楽しく聴ける。オススメ。itunesストアでKTLと検索。


写真は、菊のライブと同時にやっていた「べん」さんのライブペイント。これはまだ途中だけど。